- 2017-2-9
- ヘルス&ビューティー

あなたは人の死について考えた事ありますか?
若しくはあなた自身で死を覚悟したような体験をした事はあるでしょうか?
残念ながら人には遅かれ早かれ必ず死が訪れます。
しかし、それが余りにも早すぎるとしたら。
ここ数年、一昔前に比べて若者の突然死が増えていると言われています。
テレビやネットのニュースなどで若い方の突然死の話題をたまに耳にするようになりました。
食生活や生活環境の変化など様々な要因が指摘されていますが、どんな病気が突然死を引き起こしているのでしょうか?
そこでここでは、突然死の原因となりやすい症状とその原因などについて詳しく説明していきます。
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突然死の原因で多いのは心筋梗塞によるもの
老若男女問わず突然死を起こす可能性はあります。
その突然死の原因の中でも特に多いのが心臓に起因するもの。
そして、それは心筋梗塞による突然死です。
心筋梗塞とは?
心筋梗塞は若年性の突然死の中でも特に多い症状の一つです。
20代や30代の元気で健康だった体であったとしても、突然何の前触れもなく心筋梗塞を発症し死に至る事があります。
人間体の中でも最も重要な臓器と言われている心臓。
心臓は生まれてから死ぬまでの間、一度も休むことなく体内に血液を送り続けています。
この体を流れる血液に乗せて酸素や栄養を全身に届けているのです。
しかし、心筋梗塞を発症してしまうと心臓が機能しなくなり、全身に酸素や栄養が行き届かなくなり死に至ってしまうのです。
原因は心臓の筋肉に酸素や栄養分を届けている冠動脈欠陥が閉塞などを起こしてしまう事。
閉塞などを起こす原因として挙げられるのが動脈が硬くなってしまうことです(動脈硬化)。
そして、突然死を引き起こすのは心筋梗塞の中でも急性心筋梗塞と呼ばれる突発性の症状です。
心筋梗塞は発症する前に殆ど前兆が見られません。
その為、発症の可能を予見する事は難しいのですが、発症の原因として以下のような物が上げられます。
- タバコを吸う人
- 暴飲暴食、不規則な食事時間
- 塩分、油分の過剰摂取
- ストレスを過多の人
- 慢性的な睡眠不足の人
- 過労が蓄積している人
2番目に多い突然死の原因は急性脳症
心臓に起因する突然死に次いで多いのが脳に起因する突然死です。
その中でも急性脳症と呼ばれる症状が原因で突然死を発症してしまうケースがあります。
急性脳症とは?
急性脳症とは脳に機能不全が起こる症状です。
脳に機能不全が起こると様々な危険な症状が起こり、とても危険な状態になります。
原因は様々で、その症状も原因によって異なる事がありますが共通して起こりやすい症状としては以下の様のものがあります。
- 痙攣
- 発熱
- 下痢
- 嘔吐
- 意識障害
急性脳症の場合、心筋梗塞とは異なり初期に見られる症状があります。
以下の様な症状が突然現れたら急性脳症の前兆の可能性があるので注意が必要かも知れません。
- 急激な眠気を感じる
- 異常な興奮状態になる
- 気力がなくなる/だるくなる
一般的な体調不良と近い症状もありますので見分けるのが難しいかも知れません。
しかし、何かいつもと違う感じがすれば早めに病院で医師に診察してもらうようにした方が良いかも知れません。
急性脳症の原因
急性脳症ははウイルス感染が原因と考えられていますが明確な原因は解明されていません。
急性脳症を発症すると低酸素、低血糖、先天性代謝異常、肝不全、電解質異常、腎不全、ライ症候群などの病気の原因になると考えられています。
急性脳症に関連する病気には以下の様なものがあります。
1.インフルエンザ脳症
インフルエンザウイルスが原因で発症する脳症です。
主な症状は痙攣、意識障害、神経障害、臓器不全などを引き起こす事があります。
特に小さな子供は重篤かしやすいので注意が必要です。
インフルエンザが流行する時期には気をつけましょう。
2. アデノウイルス脳症
夏場に流行しやすい症状です。
別名プール熱とも呼ばれ、プールの水の中にいるウイルスが感染する事で発症します。
衛生環境が不十分なプールなどでは感染のリスクが高まります。
海外のプールなど衛生環境が不十分なところでの遊泳にはご注意して下さい。
突然死の定義とは?
では最後に突然死の定義について説明していきます。
どんな状態でなくなった事を突然死と言うのでしょうか?
突然死とはその文字通り、今まで健康で何の以上も無かった人が突然亡くなってしまう事を言います。
突然死の定義は症状が発症してから24時間以内に無くなってしまった状態を意味します。
突然死が起こる時間は一日の中で様々ですが起こりやすい時間帯があります。
それは早朝の時間帯です。
早朝は特に血圧が上昇しやすく、心筋梗塞や脳梗塞による突然死が多くなると言われています。
また、急激な温度変化にも注意が必要です。
特に冷たい脱衣所から暖かいバスタブに入ったりすると急激な温度変化によって血圧にも変化が起こり、同様に心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高める事になります。
冬場は特にリスクが高まりますのでご注意下さい。
寒い日は脱衣所も十分に温め、なるべく温度差を無くすことでリスクを回避する事が出来ます。
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