鳥取地震の横ずれ型震源断層とは?破壊開始点と震源特性を詳しく解説。

鳥取地震の横ずれ型震源断層とは?

2016年10月21日午後、鳥取県中部を中心にした大規模な地震が発生しました

気象庁発表地震速報によると地震発生日時は2016年10月21日、午後14時33分頃。

震源地は鳥取県の中部エリアで、震源はかなり浅い位置だったようです。

地震の規模(マグニチュード)は6.6と推定され、震度は6弱と発表されました。

今回の地震は横ずれ型震源断層と呼ばれています。

耳慣れない言葉ですが一体どのような物なのでしょうか?

また、今回の地震の情報の中には破壊開始点震源特性という耳慣れない言葉も使用されています。


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鳥取地震の横ずれ型震源断層とは?

鳥取の中部エリアで2016年10月21日午後14時33分頃に発生した震度6弱の大地震。

もともと鳥取は地震の多いエリアでもありました。

記録が残っているだけでも過去に以下の様な震災が何度も発生しています。

  • 1943年 1回目 マグニチュード6
  • 1943年 2回目 マグニチュード7.2(1回目から半年後に発生)
  • 2000年 マグニチュード7.3

横ずれ型地震断層とは?

大阪管区気象台などの発表では今回の鳥取地震の原因は断層の横ずれとの事でした。

では横ずれ型とはどのような状態なのでしょうか?

横ずれ型地震断層とは断層同士が押し合う圧力で断層が水平方向にずれる状態を言います。

大地がひび割れ、ひび割れた大地の右側と左側がそれぞれ逆方向に水平にずれた状態です。

横ずれ型震源断層は鳥取エリアではよく見られるタイプで、1943年の地震も2000年の地震も横ずれ型震源断層によるものでした。

今回の地震では長周期の地震動も観測された為、高層ビルなどにも影響を与えました。

ちなみに、横ずれ型とは別のタイプの震源断層もあります。

それは縦ずれ型と呼ばれるタイプです。

日本の内陸型の地震では、中部地方から西日本にかけて横ずれ型が多いと言われています。

一方、東北地方などの北日本では縦ずれ型が多いと言われています。

しかし、実際断層を見てみると横ずれ型、縦ずれ型と呼ばれるものは極めてまれで、多くは両者が混ざった斜めずれ型です。


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破壊開始点と震源特性とは?

今回の鳥取地震のニュースで耳慣れない言葉が使用されていました。

それが破壊開始点震源特性という言葉です。

破壊開始点とは?

震源断層上で、まず最初に破壊が開始する点を破壊開始点と呼びます。

震源の真上に位置する地表面部分を震央(しんおう)と呼びます。

平面図で震源の位置を表す場合、この震央の位置で表す事になります。

その為、地図上に記載される震央は地震の中心点ではなく、震源から伝わった衝撃が最初に地表に現れる場所です。

つまり、破壊開始点とは震源から伝わった衝撃が地表にあわられ、最初に地表が破壊された場所の事を言います

震源特性とは?

震源特性とは断層においてどんな破壊が発生したかを表す特性の事です。

地震動は断層でどのような破壊が起きたか(震源特性)、地震の波動がどのように地表に伝わったか(伝播経路特性)などの組み合わせによって表現されます。

震源特性は断層がどの程度の規模で破壊したかにより地震動に大きな影響を与えます。

破壊により断層から放射された地震波は地中から地表へ到達し、地震計に反映されます。

つまり、震源特性とは地震動を発生させる要因で、伝播経路特性などと併せて利用されています。

ちなみに地震と地震動の違いをご存知でしょうか?

地震とは地震波の発生源の断層運動の事です。

一方、地震動とは地震波が伝わってきた地点での地中や地面の揺れの事を言います。

続く余震と南海トラフへの影響は?

地震発生直後から余震が発生しています。

管区気象台の発表では今後も震度6程度の地震が起こる可能性があると注意喚起を行っています。

鳥取県内では1943年に発生した地震の翌日にも大規模な余震が発生した事があり、引き続き注意が必要です。

一方、心配なのが大きな地震が他の地域での地震を誘発するのではないかということですよね?

その中でも特に心配されているのが南海トラフです。

実際、2016年4月には熊本で大地震が発生し、その半年後に鳥取で地震が起こってしまっています

しかし、管区気象台の発表では大きな余震の注意喚起はされていますが、南海トラフへの影響は考えにくいとしているようです。

内陸型と海溝型の違いで、地震発生のメカニズムが異なる為です。

しかし、いつ起こるのかわからないのが地震です。

備えあれば憂いなし。

一度防災グッツを見直してみては如何でしょうか?


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