- 2016-8-12
- ビジネス

近頃、出世したくなという若者が急増中の傾向がありません。
やりたいことが明確にあって社会人にあった人でも、「現状の地位のままゆっくりと仕事をしたい」、「今の状況にとても満足している」という人がいるそうです。
上司からしたら、給与も待遇も良くなるのに、「出世をしたくない」と考えているのが気になるところではないでしょうか。
若者たちが出世を拒む理由を解説していきますのでチェックしていきましょう。
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若者の出世調査
出世したくないという人はいったいどのような人か気になるところではないでしょうか。
若者からすると「辛いことまでして出世はしたくない」、「上司の姿を見ていると、出世することで仕事がしんどくなる」、「出世メリットって何?」と様々な意見があります。
今回は「出世したくない若者が本当に増えているのか?」を確認するために、その実態について意識調査を行いました。
- 出世したい:7.2%
- できれば出世したい:32.6%
- 出世はしたくない:18.2%
- 出世に全く興味がない:42%
この結果から分かるように、約6割の若者が出世をしたくないという回答結果がでてきました。
今、この結果をご覧になっている上司の方々はどのように感じたでしょうか?
6割という数字は多く感じているでしょうか?
年々、出世欲のない若者が増えていることは事実は間違いありません。
私は新しい働き方や生き方へと日々シフトチェンジしていくように感じています。
そのような若者も増えていくという事実があり、そんな彼らがこれからの社会を担っていきます。
多数派にもなりますので、その意見や理由をしっかりと把握しておきましょう。
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出世したくない理由
出世というのはメリットとデメリットがあるのは事実です。
メリットとしては給与が増えたり、社内での地位が向上し、今より居心地が良くなります。
働く人にとって同じ労働時間で給与が増えるということは嬉しいことですよね。
その反面、管理職となると管理職手当が支払われ、残業代がなくなるケースもあります。
管理職となると日々の仕事だけでなく、マネジメントや諸書類の作成に時間を割くことが増え、多忙な日々を過ごすことになります。
大会社になればなるほど、直属の部下が増え、休日も出社しなければならない状況もありえます。
給与と労働時間のバランスを考えると、若者が出世したくないと思う理由も理解ができます。
ここからは若者が考えている出世をしたくなり理由について、もうすこし深堀りをしていきます。
責任が重くなる
会社で出世をすると給与や待遇が変わるというメリットがあります。
その反面、責任も大きく背負うことになります。
本来であれば部下指導や会社の業績に関わる仕事をすることは、立派な仕事であり、よりやり甲斐を感じる内容となるはずです。
ただ、その責任が重圧となっており、出世をしたくないと思わせる理由のひとつになっています。
また、プレッシャーや仕事がきつくなった分の見返りと以上の給与上昇を感じれないから、出世を目指したくないそうです。
出世にメリットがない
過去の年功序列の会社体系であれば、勤続年数とともに給与も上昇し、居心地もよくなっていきました。
現在は成果主義の会社が増え、仕事の量や会社に対する貢献度、どれだけ実績をのこしたかにより、給与がかわります。
このような成果主義の会社であれば、出世をすればするほどリストラ対象となり、結果が悪ければ解雇されることになります。
出世に対するアンケートでは「会社に成果を残し、出世すれば大切にしてくれるはずでは?」という若者からの声が多くありました。
しかし、出世には夢を感じることができない状況です。
若者が出世離れをするということは、そこに夢がないという理由があるのかもしれませんね。
評価をしてもらえない
職業によって出世をするというモチベーションは変わりますが、出世欲が少ない職業として第一に挙げられるのは「公務員」なんです。
民間企業であれば、ノルマ達成や業績で出世する速度が変わることもありますが、公務員にとってそれがありません。
今でこそコスト削減などで評価基準がでてきましたが、基本的に公務員は売り上げが関係ありません。
公務員にとって出世の近道はどれだけ上司に好かれるかという点にあります。
権力は絶対という風潮があります。
売上等による評価基準や出世基準も無いので、出世に対する意欲がなくなる原因として考えられます。
ここまで出世についてお伝えしてきましたが、様々な理由が見え隠れしているので、ここに挙げたこと以外にもたくさんの理由が存在しているでしょう。
上司としてはこのような出世欲の無い若者をうまく使うのは大変なことだと思います。
ただ適材適所を見極めて、しっかりと仕事を動かしていかなければなりません。
効率よく仕事を進めていくためにも、見極めをしっかりと行っていきましょう!
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