- 2016-12-6
- エンタメ・イベント

この世界の片隅にの快進撃が続いています。
2016年11月12日(土曜日)から公開されたこの映画は、当初殆ど話題になりませんでした。
しかし、じわりじわりと作品の評価が広がり、12月には映画興行収入ランキングトップ10入りも果たしました!
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この世界の片隅にのヒットの要因は?
あまちゃんで一躍大スターとなったのん(能年怜奈)が主人公の声を務めいる事も話題を集める要因の一つになったようです。
そして監督はマイマイマイマイ新子と千年の魔法等を作り上げた鬼才、片渕須直監督。
その片渕須直監督が6年もの歳月を費やして作り上げたアニメーション映画こそがこの世界の片隅になのです。
成功の影には口コミ有り
映画に限った話ではなく、様々な商品やサービスのヒットの影にはいつも口コミがあります。
この世界の片隅にの公開直後の上映映画館数は63館と小規模なものでした。
しかし、公開直後からTwitterやFacebookなどのSNSによって口コミが拡散。
それに伴い様々なメディアでも取り上げられるようになりました。
すると映画観客動員数はあっという間に増加し始め、公開開始3目には全国映画動員ランキングで6位。
更に公開開始4週目には同ランキングで4位と異例のランクアップを果たしました。
映画観客動員数が上昇するにつれて上映映画館の館数も増加しています。
6位にランクインした上映開始3週目には全国で82館。
そして4位にランクアップした現在では全国87館の映画館で上映されるまでになりました。
この勢いはまだまだ止まることなく、年末年始も順次上映劇場を拡大していく予定です。
そして、現在のところ既に累計で180近くの映画館での上映が既に決定しています。
興行収入も好調
これほどのヒットとなればもちろん興行収入も好調のようです。
公開開始から現在までの記録は以下の通り。
- 観客動員数=328,618人
- 週末興行成績=約4億5千万円
さすがにまだ先を行く君の名は。には遠く及びませんがこの世界の片隅にも週を数える毎に勢いを増してきています。
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この世界の片隅にが第38回ヨコハマ映画祭でトリプル受賞!
ヨコハマ映画祭作品賞「この世界の片隅に」審査員特別賞のんちゃん ありがとうございました(つд⊂)・。 pic.twitter.com/UDMcGovreW
— かば吉 (@kabakabakababa) 2016年12月3日
この世界の片隅にを更に盛り上げた要因の一つに第38回ヨコハマ映画祭での受賞があります。
この映画祭でこの世界の片隅にはシン・ゴジラなどの2016年の数々の話題作を抑えて3つの賞を受賞しました。
一つは日本映画ベストテン第1位。
そしてもう一つは作品賞です。
更に、上記2つの賞以外にも主役の声優を務めたのんさんにも作品世界を決定づけた声音の魅力を称えてという審査員特別賞を受賞しています。
結果としてトリプル受賞となることで益々話題性が高まった事は間違いありません。
調べてみたところヨコハマ映画祭でアニメーション作品が作品賞を受賞するのは史上初の快挙でした。
公開当初の静けさが嘘のように下馬評を覆しての快進撃が止まりません!
この世界の片隅には海外でも成功出来るか?
この世界の片隅にの英語のタイトルはTo All The Corners Of The World。
すでに原作の上巻・中巻・下巻の3作品は翻訳され、双葉社より2013年11月15日に発売が開始されています。
漫画本はさほど話題にはなりませんでしたが果たして映画はどうなるでしょうか?
この世界の片隅には既に海外での配給が決定しています。
配給が決定しているのはアメリカを始め、ヨーロッパではイギリス、ドイツ、フランス、南米もメキシコなど全世界の15カ国に上ります。
映画公開に併せた2016年11月22日から、片渕須直監督が配給先の各国へ赴くために使う渡航費用と滞在費用のクラウドファンディングが始まり目標金額の1080万円が翌日には達成となりました。
この世界の片隅には第二次世界大戦前後の日本を描いた作品です。
そして、本作品の舞台となっている広島は第二次世界大戦末期に落とされた原爆によって甚大な被害受けました。
そんな世界で唯一の被爆国である日本を描いたこの作品を世界の人たちがどのような受け止め方をするのか。
監督が自ら配給国各国を訪れるのにはその事を確かめるという意味合いも含んでいるようです。
海外の15カ国で配給が決まっているということは海外での関心の高さを伺う事が出来ると言えるでしょう。
君の名は。はすでに海外でもヒットを記録しています。
この世界の片隅にも君の名は。に続くヒット作となることが出来るのでしょうか?
国内だけではなく、海外での成功に期待ですね!
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