- 2017-1-23
- 社会

一昔前に若乃花・貴乃花の影響で相撲が盛り上がりましたよね。
若貴フィーバーなんてよばれて若い人たちも相撲に興味を持つようになりました。
個人的には技のデパートなんて呼ばれていた舞の海が好きでしたね。
その少し前では伝説の横綱・ウルフこと千代の富士がいたり、巨漢の小錦がいたり。
年配のお年寄りが多かったと思いますが当時の小学生も結構相撲を見てましたよね?
当時は毎日のように満員御礼が続いていたようです。
しかし、時は流れて相撲ブームが過ぎ去ると満員御礼になる事も少なく、相撲人気はどんどん下火に。
キャラが際立った高見盛やイケメン力士達のおかげで再び人気を取り戻しつつある日本の国技である大相撲。
でも何かが足りません。
それはやはり強い日本人横綱がいなかったことではないでしょうか?
そんな中、日本人力士の稀勢の里が初優勝を果たし、横綱への昇進の可能性が出て来ました!
そこでここでは稀勢の里が横綱になる条件や可能性など詳しく調査してみました。
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稀勢の里が横綱になれば日本人では19年ぶりの快挙!
まずは歴代の横綱を見てみましょう。
横綱は初代から数えて一番新しい鶴竜力三郎が71代目となります。
初代から全員を振り返ると大変なので取り合えず皆さんご存知の第64代横綱の曙太郎以降の横綱を調べてみました。
65代 貴乃花光司 (日本)
66代 若乃花勝 (日本)
67代 武蔵丸光洋 (ハワイ)
68代 朝青龍明徳 (モンゴル)
69代 白鵬翔 (モンゴル)
70代 日馬富士公平 (モンゴル)
71代 鶴竜力三郎 (モンゴル)
直近8代の横綱を見てみても日本人はたったの2人。
若乃花と貴乃花の兄弟力士のみですね。
以前は外国人力士と言えば小錦や曙を始めハワイ出身者が多かったですが、最近では現役で活躍を続ける白鵬などモンゴル出身の力士が目立ちます。
現在のところ最後の日本人横綱となっているのが2003年に現役を引退し、現在は親方や相撲協会の理事として活躍している貴乃花こと花田光司です。
そして、いま、実に19年ぶりに稀勢の里が日本人横綱になれるかの協議が始まっています。
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稀勢の里は2017年中に横綱になれるのか?
2017年の初場所を14勝1敗の成績で初優勝を果たした稀勢の里。
その結果を受けて大相撲横綱審査委員会(通称“横審”)がそんな稀勢の里を横綱に推薦する事が認められたと発表されました。
“全勝優勝ではないし、初優勝なのに審議入り?”と不思議に思う方もいるのではないでしょうか?
横綱には品格と心技体の素晴らしさが求められるのは有名な話。
しかし審議と言うことですが、他には一体どんな審議の基準があるのでしょうか?
調べてみたところ、横綱になるための審査条件は以下のようになっていました。
二場所連続優勝、若しくはそれに準ずる成績を収めること
まず第一に二場所連続優勝か、それに準ずる成績を収める事と言うものがあります。
準ずるとはなんとも曖昧な感じがしますが、具体的にはどんな事を指すのでしょうか?
この準ずるの規定は一番最近横綱になった鶴竜に適応されたといわれています。
鶴竜の成績は前の場所、14勝で優勝決定戦で惜しくも敗退。
そしてその翌場所には14勝で優勝を果たしました。
基準としてはこれくらいの成績を残せば横綱に昇進できる可能性があるということのようですね。
稀勢の里が横綱になれる可能性は?
では最後に上記の横綱昇進基準を踏まえて稀勢の里が横綱に昇進する可能性を検証してみたいと思います。
心技体で考えて見ましょう。
まずは心技体の心ですが、稀勢の里は勝負士ながら温厚な性格で後輩の面倒見もよいと言われています。
本人にお会いしたことが無いので詳しい事は分からないですが、まあ心は問題ないでしょう。
次に心技体の体。
稀勢の里は187センチメートルで体重175キロ。
横綱としても立派な体格である為、心技体の体も合格ですね。
そして順番が前後してしまいまいたが最後に心技体の技をこれまでの成績と併せて確認してみました。
得意技は左四つ、寄り、突き、押しの4手です。
稀勢の里の初土俵は2002年の春場所でした。
その後、2004年の夏場所には新十両、同年の九州場所では新入幕を果たしました。
これは若乃花に次いで歴代2位の若さでした。
そしてその後も快進撃を続け2011年には大関に昇進。
現在までに優勝こそ1回しかありませんが、受勲賞5回、敢闘賞3回、技能賞1回を獲得しています。
優勝回数が少ないのがネックになる可能性がありますが何とか19年ぶりの横綱になって日本の相撲界を盛り上げてもらいたいですね!
横綱審査委員会の審査結果の発表は25日になる予定です。
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