- 2016-11-18
- 社会

寒さも厳しくなり今年も残るところあと少しとなりました。
既に年末年始のご予定はお決まりでしょうか?
国内旅行もいいですがやはり滅多に取れない長期の休みは海外と言う方も多いと思います。
寒い日本の冬を忘れて暖かいビーチリゾートなんか最高ですよね。
そんな数あるビーチリゾートの中でも特に人気が高いのがオーストラリアのグレートバリアリーフですね。
南半球に位置するオーストラリアは日本とは逆に年末から年始にかけて夏真っ盛りとなります。
綺麗な青い海、美しいサンゴ礁。
真冬の日本では味わうことの出来ないすばらしい世界があります。
しかし、一つ心配なニュースが現地から届いています。
それはグレートバリアリーフで猛毒のクラゲが大量発生していると言うのです。
年末年始にオーストラリア旅行を計画中で、心配されている方も多いと思います。
現地の最新情報を調査しました。
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グレートバリアリーフに猛毒のクラゲが大量発生中!
一昔前に比べ、最近では年末年始を海外で過ごす方もかなり多くなってきました。
定番のハワイやグアムもいいですが、東南アジアなどのビーチリゾートも人気が高いです。
そして、オーストラリアもまた年末年始の旅行で人気の国となっています。
南半球に位置するオーストラリアは日本とは間逆のでこれから夏本番となります。
そして、年末年始のオーストラリア旅行で特に人気が高いのが世界有数の美しさを誇るグレートバリアリーフです。
年間多くの観光客が訪れるグレートバリアリーフはスキューバダイビングやシュノーケリングなど様々なマリンスポーツを楽しむ事が出来ます。
しかし、いまその海にある異変が起きているというのです。
猛毒クラゲが大量発生
オーストラリア東部に位置する世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフ。
様々なマリンスポーツを楽しむ事が出来る観光客に人気のスポットですが、その海で2016年11月15日から18日間のたった3日の間に3人の観光客が相次いで遊泳中に死亡する事故がきました。
その原因は猛毒のクラゲに刺されたものと考えられています。
地元メディアによればケアンズの沖合いでも遊泳中の観光客がクラゲに刺されたとみられ、その後、死亡が確認されています。
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年末年始の海水浴は猛毒クラゲに注意!
オーストラリア東部で大量発生しているクラゲの正体はイルカンジクラゲと呼ばれる猛毒を有するクラゲです。
イルカンジクラゲ(Irukandji jellyfish / 学名 Carukua barnesi and Malo kingi)はその毒性の強さから殺人クラゲとも呼ばれています。
イルカンジクラゲの特徴
オーストラリアの原住民であるアボリジニにはある言い伝えがありました。
それは海にはとても小さく、姿を見ることが出来ない魔物が生息しているというものです。
そして、その正体こそイルカンジクラゲの事なのです。
イルカンジクラゲは海の中で目視で確認することはほぼ不可能です。
なぜならその体は透明で、サイズは大人の小指程度の大きさしかない為です。
コブラの100倍の毒を持つ猛毒クラゲ
小さく透明なクラゲには恐ろしい猛毒が秘められています。
猛毒といえば東南アジアに生息しているキングコブラが有名です。
その毒もとても強く、一度キングコブラに噛まれれば命の危険は免れません。
しかし、イルカンジクラゲの毒はそんなものではありません。
イルカンジクラゲの毒の強さはなんとキングコブラの毒の100倍もの強さがあります。
イルカンジクラゲに刺されてしまったら?
前記の通り、海の中でイルカンジクラゲを見つけることはほぼ不可能です。
その為、身の回りにイルカンジクラゲがいたとしても気が付く事が出来ず、知らぬ間に刺されてしまう事故が多発しているのです。
クラゲに刺されたとしてもその時は痛みは殆ど感じられません。
しかし、気が付いた時には神経麻痺を起こしてしまいます。
その為、遊泳中に刺されると思い通りに体を動かす事が出来ずにそのまま溺死してしまうのです。
また、仮に神経麻痺を起こす前に陸に上がれたとしても油断は出来ません。
刺された後、30分ほど以下の様な様々な症状が起こります。
- 刺された場所に感じる激痛
- 皮膚の炎症
- 血圧の上昇
そして、最悪の場合には脳内出血を発症し、死に至るケースも報告されています。
但し、1箇所刺されたくらいでは命に別状がないとも言われています。
毒性は強くても、幸いその体の小ささから保有している毒の量が少ないようです。
しかし、念のためクラゲに刺されて体に異常があるようなら直ぐに病院で診察を受けるようにしましょう。
現地ではクラゲに刺される被害も多い為、直ぐに対処してくれる病院も多くあります。
しかし、一番重要なのはクラゲに刺されないようにする事です。
遊泳中はラッシュを着用して肌の露出を減らしたり、クラゲよけネットが設置されている場所で泳ぐなど自己防衛作を取ることが重要です。
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