- 2016-7-12
- ヘルス&ビューティー

日常生活でも汗がダラダラとしたたり落ちることってありませんか?
様々なシーンで汗をかくことがありますが、「自分だけ汗をかいているのでは?」と気になる方も多いと思います。
また、人と会う時に異常な汗をかいてしまい、恥ずかしい思いをされることがあるではないでしょうか?
あなたの異常なまでの汗かきの原因は、「多汗症」なのかもしれません。
異常なまでに汗をかく「多汗症」の原因として2つの種類が存在します。
まずは汗の種類や特徴を理解して、汗っかきの皆さんが気になっている、原因や対策を考えていきましょう。
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汗っかきの原因とは?
あなたが多汗症の場合には、大きく分けて2種類で「全身多汗症」と「局所性多汗症」のどちらかだと考えられます。
「全身多汗症」は病気が原因で引き起こされ、多汗症の中でも1割ほどといわれています。
みなさんの汗っかきの原因は、後者の「局所性多汗症」で精神的なものが大きく影響しているのではと予想されます。
汗っかきで困っている方は、どちらも知識を深めておく必要があるので、「全身多汗症」と「局所性多汗症」についてチェックしてきましょう。
全身多汗症
「全身多汗症」は、顔や背、お腹、お尻、太もも、足と体のあらゆるところから発汗します。
先ほどお伝えしましたが、多汗症の中でも1割ほどで、遺伝によることが多いそうです。
また、病気から「全身多汗症」を引き起こしている可能性もあります。
全身にわたって汗っかきの場合は、これらの病気を患っている可能性があります。
- バセドウ病
- 褐色細胞腫
- 糖尿病
- 結核
- 自律神経失調症
- 更年期障害
「バセドウ病」は歌手の絢香さんが、この病気を患い、有名になった病気ですよね。
サッカー選手の本田圭祐さんもバセドウ病では?と噂されています。
甲状腺の機能が活発に働き、いつも運動状態にあるような感覚だそうです。
少し歩いたり、走ったりしただけで「何か疲れるな?」と思った方は注意が必要です。
「更年期障害」も大量に汗をかくことで有名です。
ホットフラッシュといって、急に体がほてり、汗がダラダラと吹き出してくる。
主に女性が悩まれる原因でもありますね。
他にも病気が原因で引き起こされる汗かきがありますので、違和感を感じたら早急に専門機関で診察をうけてくださいね。
局所性多汗症
「全身多汗症」と違って、ある一部分だけ局所的に汗を大量にかくという人は、「局所性多汗症」かもしれません。
汗っかきで悩んでいる方の多くは、顔や脇から多く汗をかく人が多いです。
局所といっても、一箇所だけでなく、顔と脇というような2〜3箇所、汗をかくことがあります。
多汗症の多くが、「局所性多汗症」ともいわれています。
その種類はこちらをチェックしてください。
- 手掌(しゅしょう)多汗症
- 足蹠(そくしょ)多汗症
- 腋窩(えきか)多汗症
- 頭部多汗症
- 顔面多汗症
手のひらにベッタリと汗をかく。
足の裏に汗をかき、いつも蒸れている状態になる。
脇下の汗を異常にかき、服の汗ジミで悩む方も多いでしょう。
頭皮の汗を異常にかく。
顔の汗が吹き出てくる。特に運動をしていなくても、額や鼻といって部分にも汗が吹き出てくる。
「局所性多汗症」には、様々な種類があるのですが、実は断定できるような原因を発見されていません。
とはいえ、日々の研究結果で分かっている原因は、自律神経の働きによるものと分かってきました。
交感神経と副交感神経のバランスがうまく保てないことで、汗っかきで悩む人が多くいるのです。
交感神経が優位に働くと、興奮した状態になるので、体が緊張していきます。
私たちの汗腺には交感神経が存在します、
体が興奮状態や緊張状態だと、その交感神経が活発に活動し、汗を分泌させるのです。
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対策はあるの?
みなさんの汗っかきの原因が交感神経の問題と深く関りがあることを分かってもらえたと思います。
そこで、交感神経を鎮める方法を紹介していきます。
- 1、良質な睡眠をとる
- 2、ストレスに効果的な栄養を摂取する
- 3、ツボ押し
井穴(セイケツ)と呼ばれる、爪の付け根あたりを刺激する。 - 4、適度な運動をとる
睡眠をとることで、体のオンオフの切り替えをスムーズにさせる。自律神経を整える効果があります。
ストレスに効果的なビタミンB、C、Eやカルシウム、マグネシウムを摂取する。
適度な運動は自律神経を安定させます。
これららの対処法で自律神経を整えて、汗っかきの対策をとるようにしてくださいね。
良質な睡眠や栄養、運動といった生活習慣を見直せば、自然と汗っかきが改善されることになります。
長期的なスパンでゆっくりと改善していきましょう。
老廃物排出でサラサラ汗に
汗っかきで悩むのは当然ですが、暑い夏場に汗を全くかかないのもおかしいです。
適量の汗なら問題はありませんし、汗をかかないと体にも悪い影響を及ぼします。
ただ、汗にも良い汗と悪い汗があるので注意しておきましょう。
悪い汗は周辺の人に臭いにおいで困らせることもありますので、汗について少し理解しておきましょう。
汗の種類
汗の種類には2種類あって、「エクリン腺」と「アポクリン腺」というものです。
「エクリン腺」はサラサラとニオイは少なく、「アポクリン腺」はベタベタと異臭を放ちます。
ただ、悪い汗の場合はニオイがきつく、ベタベタしています。
基本的に「アポクリン腺」からかく汗は、ベタベタしていたり、ニオイがある汗となります。
「アポクリン腺」からでる汗は、たんぱく質やアンモニアが原因で臭いのです。
しかし、老廃物を排出するために「アポクリン腺」から汗を出す必要があります。
日頃から、良いタイミングで「アポクリン腺」から老廃物をしっかりと出しておけば、サラサラした汗やニオイの無い汗となるので、汗をかくことに気にする心配ありません。
汗から老廃物を出す方法にはこれらが効果的です。
- 半身浴でじっくりとお風呂に浸かる
- サウナ
- 有酸素運動(15分以上)
このような適度な運動や汗をかく習慣で老廃物を出せるようになります。
汗腺機能の低下が悪い汗をかく大きな原因とされているので、運動で汗をかき、汗腺を鍛える必要があります。
日頃の生活習慣の見直しと適度な運動をして老廃物と一緒に汗を流すことが良い対策となります。
サラサラとしたニオイのない気持ち良い爽やかな汗をかくために頑張りましょう!
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