- 2017-4-9
- ライフスタイル

数年前から家庭菜園がブームになっています。
子供の頃は土遊びで洋服を汚して、母親に怒られたりしたものですよね。
しかし、大人になると土に触る機会など殆どありません。
そんな子供の頃に土で遊んだ懐かしさもあって土いじりをするとなんだか童心に返って楽しくなってきます。
最近では農家さんが農地の一部を貸し出す家庭菜園も多くありますがその場合は借りている土地に対しての費用を払わなければなりません。
そこで今回ご紹介させていただきたいのが自宅のプランターで比較的簡単に育てられる野菜。
その中でもゴーヤの種付けや追肥のタイミング、そして収穫時期を逃して黄色に変色してしまった場合の対処法などを紹介していきます。
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なぜ家庭菜園にゴーヤが最適なのか?
数多くの夏野菜と呼ばれる夏に旬を迎える野菜がありますね。
数年前までゴーヤを東京で見かけることは殆どありませんでした。
一昔前のゴーヤと言えば沖縄の野菜。
沖縄名物のゴーヤチャンプルとしては有名でしたがスーパーマーケットや八百屋さんで見かける事はありませんでした。
それここが数年ではスーパーマーケットや八百屋さんでの定番商品となり、ゴーヤチャンプルも沖縄意外でも家庭料理としてすっかり定着しましたね。
グリーンカーテン効果
食べても美味しいゴーヤですが最近では食べる意外にもう一つの役割を果たしています。
それがグリーンカーテンと呼ばれるゴーヤの葉っぱによる緑のカーテン。
成長が早く、大きな葉っぱをつけるゴーヤを窓側に植えれば部屋の中に入り込む夏の暑い日ざしを遮ります。
夏の太陽の恵みを受けて成長するゴーヤと夏の暑い日ざしを遮り部屋を涼しくするグリーンカーテン。
エコで美味しいナイスな組み合わせです。
病気に強くプランターで簡単
家庭菜園でゴーヤの栽培を進めるもう一つの理由。
それはゴーヤは他の野菜に比べて病気に強く成長が早い事。
同じく家庭菜園で人気のキュウリやトマトがあります。
しかし、キュウリやトマトには虫がつきやすく、病気になりやすいので初心者には栽培が難しいです。
一方のゴーヤは虫や病気に強く、初心者でも比較的簡単に育てる事が出来ます。
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自宅のプランターで行うゴーヤの育て方
では次に自宅のプランターで行うゴーヤの育て方を紹介していきます。
大まかなスケジュールは以下の通りです。
- 種まき
= 4月中旬から5月初旬 - 植付
= 5月はじめから5月末 - ネット張り
= 6月はじめから - 収穫
= 7月初旬~9月中旬
上記のスケジュールに併せて下記手順を行ってください。
用意するもの
- ゴーヤの種(若しくはゴーヤの苗)
- プランター(種から育てる場合はポットを用意)
- 土
- 肥料
- 園芸用のネット
- 支柱(へほ)
必要な物はホームセンターで手に入ります。
初心者の方は種から育てるより苗から育てる事をお勧めします。
種から育てる場合はポットを用意して下さい。(*ポットとは苗を買った際についている黒い器の事です。)
土は培養土を用意するようにしてください。
もし自植え出来る環境であれば字植えの方がお勧めですが、自植え出来ない場合はプランターでも問題ありません。
プランターの場合はなるべく大きなプランターを選ぶようにしてください。
種植え・苗植えのタイミング
種から育てる場合:
ゴーヤの種は硬いのでそのまま植えても芽が出にくいです。
その為、まずゴーヤの種の尖った方を少し切り落とし一晩水につけておきます。
種の中に水が入る事で発芽しやすくなります。
ちなみに、水に浮いてしまう種は発芽しにくいので水の中に沈んだものを選ぶようにしましょう。
ポットに7割くらい土をいれ、そこに上記で選定した種を置いてその上に1~2センチ程度土をかけます。
その後、大体2~3週間程度で発芽します。
そして本葉が出た頃にいよいよプランターへ植え付けを行います。
苗から育てる場合:
まずはプランターに土を入れておきます。
苗と苗の間隔は40センチ程度あけるようにしましょう。
ゴーヤは成長が早く、大きく育ちます。
そのため、無理をせずに植え付けには十分間隔をあけるようにしましょう。
まずプランターの中の土にポットか入るくらいの穴を開けておきます。
そしてポットをひっくり返し土ごと苗を取り出してプランターの穴に入れます。
最後に穴の周りに土をかければ植え付けは完了です。
ネット張と追肥
ネット張り:
ゴーヤはツタをはり上へと伸びていきますのでネットを設置する必要があります。
ネットを張るときはたるませないようにピンと張るようにしましょう。
たるんでしまうと真っ直ぐ成長しなかったり、密生して発育が悪くなってしまう事があります。
余りにも葉の密度が高い場所があれば適宜葉を摘んで風通しを良くするようにしましょう。
水やり:
水やりは朝夕に行うようにしてください。
夏の日中には水やりする事はお勧め出来ません。
プランターの中に残った水分が夏の太陽の熱で温められるとゴーヤの根が腐りやすくなります。
ですのでゴーヤの水やりは朝夕の2回。
その2回にたっぷり水やりをしてあげてください。
追肥タイミング:
定期的に行う水やり以外にも追肥と言う肥料を入れる作業が必要です。
追肥のタイミングは植え付け後の2週間間隔くらいで行ってください。
ゴーヤ用の肥料は専用の肥料がホームセンターなどで販売されているのでそちらを使用するようにしてください。
ゴーヤが黄色く変色してしまったらどうすれば良い?
5月に植付を行ったゴーヤは7月から9月頃に収穫の時期を迎えます。
大きく成長し、色も濃い緑色になればそれは収穫のサインです。
しかし、収穫を忘れてそのまま放置しておくとゴーヤが黄色く変色し、ぶよぶよになってしまいます。
そうなるともう食べても美味しくは無いので、来年の為に種取用として残しておきましょう。
そのまま放置を続けておくとゴーヤが割れて種が下に落ちます。
そうなると種を回収するのが大変なので、変色が始まってしまったゴーヤには始めから排水溝に使用するような目の細かいネットをかけておきましょう。
回収した種は水で洗い種の周りに付いた果肉を落とし、陰干ししておきます。
そして完全に乾燥したら紙袋などに入れて涼しい場所に保管しておけば再び来年の種植えに使用出来ます。
初心者にも簡単に育てられて美味しいゴーヤ。
是非一度チャレンジしてみてくださいね!
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