- 2017-3-16
- ビジネス

3月は別れの季節ですね。
学生であれば卒業式。
社会人でも人によっては配置転換で部署や支店の移動があったり、新たな会社で新たなスタートを切るという人も多いのではないでしょうか?
そして4月。
そんな新卒の学生や配置転換などで新たに自分の部署に入ってくる後輩や部下を受け入れる準備は出来ていますか?
オトナ男子たるもの新入社員や後輩をしっかりと指導できて、後輩から尊敬される存在でありたいものです。
しかし、後輩や部下となる新入社員たちの指導は簡単なものではなく、その上で尊敬までされたいのならばあなたにも努力が必要となるでしょう。
そこでここでは特に扱いが難しいと言われるゆとり世代の取り扱い方などについて詳しく紹介していきます。
新入社員が入社する4月になる前に予習して見てくださいね!
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ゆとり世代の若者の特徴とは?
30代以上のオトナ男子では“ゆとり世代”というあまり良い印象を持っている人は少ないのではないでしょうか?
“ゆとり世代”とは、一般的にゆとりのある教育を受けた世代と定義されており、1987年4月2日から2004年4月1日までに生まれた世代がゆとり世代に該当します。
ゆとり世代の特徴
ゆとり世代の新入社員を部下や後輩として迎えるにはまずゆとり世代の特徴を知っておく必要があります。
ゆとり世代の特徴として、まず上げられるのが自主性がなく、誰かの指示が無ければ動かない(動けない)という点。
ゆとり世代の新入社員の場合、“自分は新卒だし出来なくて当たりまえ”や“上司や先輩が指示をくれるのが当たり前”などと考えている事が多いです。
その為、自主的に動く事は基本的には無く、自分に何か作業や仕事をして欲しいのであれば上司や先輩が指示を出すべきと考えているのです。
そして、ゆとり世代のもう1つの特徴として顕著なのが仕事や会社の付き合いよりもまずはプライベートを最優先に考えている事。
もちろんオトナ男子でもプライベートな時間を省みず仕事だけに没頭する必要はありませんが、オトナ男子なら社内でのバランスを取るために仕事とプライベートを上手く調整出来るものです。
しかし、ゆとり世代の場合はそう言った考え方は持ち合わせていない事が多く、社内でのバランスよりも自分のプライベートを重要視しているのです。
さらにもう1つの特徴として言えるのが忍耐力が乏しい事。
基本的には我慢するのが苦手で、好き嫌いがはっきりしています。
好き嫌いがはっきりしている事自体は良い点だとも言えるのですが、オトナ男子が考えているそれ以上です。
その為、好きでもない仕事や会社の付き合いよりも自分の好きな事が出来るプライベートな時間を優先してしまうのです。
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ゆとり世代の取り扱いには要注意です!
上記の通り、ゆとり世代はオトナ男子とは考え方が異なる点が多々存在しています。
我慢する事が苦手で好き嫌いがはっきりしているゆとり世代を力でねじ伏せ用としてもダメです。
力でねじ伏せようとすればゆとり世代特有の嫌いの部分が強くなるだけで上手くやっていく事は出来ません。
上記の特徴に追加するとしたらゆとり世代は怒られると萎縮し、その後、立ち直るまでにかなりの時間を要します。
もしくは我慢が出来ないゆとり世代はそんな事がきっかけで会社を辞めてしまうなんて事もない話ではないのです。
上司や先輩としてゆとり世代の部下や後輩を指導できずに会社を辞めさせてしまうような事態になってしまってはあなたの社内での評価にも傷が付いてしまうかもしれません。
もちろん上司や先輩であるあなたから部下や後輩であるゆとり世代に媚びる必要はありません。
では、ゆとり世代を上手く取り扱い、尊敬される上司や先輩になるにはどうすれば良いのでしょうか?
ゆとり世代の上手な取り扱い方とは?
では最後にどうすればゆとり世代を上手く取り扱えて、そんな彼らの理想の上司や先輩になる事が出来るのでしょうか?
一番の大切な事。
それはまず偏見を捨てる事です。
ゆとり世代と聞くだけで上記のような特徴を思い浮かべる人が多いと思います。もちろんゆとり世代の全員が必ずしも上記のような特徴を持っているわけではありません。
人によってはそれらの特徴の一部を、また他の人では全く当てはまらないゆとり世代もいるでしょう。
ですのでまずはゆとり世代への偏見を捨てて、新たに部下や後輩となる新入社員がどんな人物なのかを見極めるようにしましょう。
そして、ゆとり世代と仕事をする際にはなるべく敬語で話しをする方が良いでしょう。
また、ゆとり世代は打たれ弱い面があり、命令口調やタメ口の強めの口調で話しをすると萎縮してしまいがちです。
相手が年下でもしっかりとた正しい敬語を話す事で上司や先輩として尊敬され、ゆとり世代も心を開いてあなたの指示に素直に従うようになります。
更に。ゆとり世代に指示を出す際は分かりやすく、簡潔に指示を出すようにしましょう。
そして、もしもこちらが出した指示を理解出来ていなければ何が分からないのかを聞くようにしましょう。
但し、前記の通り質問をする際に威圧的にならないように気をつけてください。
“なんでこんな事が出来ないんだ?”、ではなく“なんで出来ないと思いますか?”と優しく投げかけ相手に気づかせるように心がけて下さい。
そして、出された答えを聞き流すのではなくしっかりとた受け止めてあげるようにして下さい。
理想の上司や先輩になる為にはまずは尊敬されなければなりません。
そして尊敬される為にはまずは相手に心を開いてもらう必要があります。
その為にはまずはゆとり世代への偏見を捨てる事が重要です。
ゆとり世代と一まとめにするのではなく、一個人の部下や後輩として接するようにして下さい。
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