- 2017-2-17
- 社会

日本で最も有名なハンバーガーチェーンといえばマクドナルドですね。
数年前の食の安全性の問題はあったにせよ、現在は好調で売上も回復しつつあります。
他にも海外勢ではバーガーキングやロッテリアなどがあります。
やはり、元々は海外の食べ物という事だけあって日本国内でも海外勢の方が圧倒的に店舗数が多いですね。
とは言え、日本のオリジナルハンバーガーも負けてはいません。
マクドナルドなどの低価格路線での勝負をするのではなく、質にこだわり多少高価格で安定したポジションをキープしているモスバーガー。
更にモスバーガーより少し高価格体のフレッシュネスバーガーも安定したポジションをキープしています。
そんな国産勢の中で低価格路線で昔から踏ん張ってきた日本オリジナルのハンバーガーチェーンがあります。
それがドムドムバーガーです。
しかし今、このドムドムバーガーは窮地に立たされており続々と店舗を閉店していると言うのです。
一体ドムドムバーガーに何が起きているのでしょうか?
そこでここでは閉店店舗情報やドムドムバーガーが大量閉店を行っている理由を調査しました。
Sponsored Links
ドムドムバーガーとはどんなハンバーガーチェーン?
あまり知られていませんが、実はドムドムバーガーは日本初のハンバーガーチェーンです。
ドムドムバーガーはダイエー(イオングループ)の100%子会社の株式会社オレンジフードコートが運営しています。
そういえば、以前はダイエー系列の店舗でよくドムドムバーガーの店舗を見る事がありましたね。
正式名称はアルファベット表記でDOMDOM。
ピーク時には全国に約400店舗を構えていました。
ドムドムの名前の由来
ドムドムの名前は親会社であったダイエーの企業理念である“良い品をどんどん安く”から取った“どんどん(DONDON)”に由来しています。
しかし、当時すでにDONDONの商標が登録されていたため、どんどん(DONDON)ではなく、DOMDOM(ドムドム)となりました。
ちなみに、看板に描かれている像のキャラクターには名前があります。
その名はどむぞうくん。
開業当時人気だった像のように親しまれる店舗になるように願いを込めてこのキャラクターが誕生しました。
Sponsored Links
ドムドムバーガーの店舗が激減している理由
ドムドムバーガーの店舗が減っている原因は1980年に遡ります。
当時、親会社であったダイエーはアメリカの大手ハンバーガーチェーンのウェンディーズとの提携を模索していました。
その時にウェンディーズからダイエーに出された条件が店舗現象の引き金となったようです。
その条件とは20年以内にウェンディーズの店舗を100店舗以上出店せよというものでした。
そしてこの条件をクリアする為に既存のドムドムバーガーの店舗を閉店して、その跡地にウェンディーズを入店させていったのです。
更にドムドムバーガーの不運は続きます。
それは親会社であるダイエーが営業不振に陥ってしまった事です。
そして、親会社であるダイエーの店舗が減少すると共にダイエーの店舗に入店していたドムドムバーガーの店舗もその姿を消していったのです。
2017年3月までに閉店する店舗一覧
ドムドムハンバーガー芦屋浜店にてアップルパイで休憩 #DOMDOM #ドムさんぽ pic.twitter.com/LXmUk3jXoO
— mineSOTA (@danchiing) 2017年2月11日
ドムドムバーガーの大量閉店の話題はツイッターで拡散して行きました。
一時期は400店舗以上あった店舗もどんどんその数を減らし、2016年の2月末現在では直営店57店舗と、フランチャイズ12店舗の合計69店舗までその数を減らしました。
その後も店舗数の減少は止まる事はありませんでした。
更に2017年3月末迄には54店舗まで減少する事が分かっています。
2017年1月から3月までの間に閉店が決定しているのは以下の店舗です。
北海道=滝川店
鹿児島県=谷山店
福岡県=城野店(福岡県)
宮崎県=宮崎店
兵庫県=芦屋浜店、エバグリーン店、甲南店、川西店
大阪府=津久野店
福岡県=水巻店
2017年の1月から3月までの間のたったの3ヶ月間で7店舗も閉店を迎えるというかなり状況にあります。
3月以降に残される店舗はたったの54店舗。
もしかしたらこのままドムドムバーガーは消滅してしまう事になってしまうのでしょうか?
今お近くにドムドムバーガーがあるのでしたら早めに来店しておいた方が良いかも知れませんよ。
次はあなたの街にあるドムドムバーガーが閉店の看板を掲げる番かもしれませんので。
後悔してももう店舗がなくなってしまっては食べる事は出来ませんから。
Sponsored Links