- 2017-3-5
- 社会

学生の場合、3月の卒業シーズンが終わると待望の冬休み。
そして学年が1個上がったり、新たな学校へ進学したり。
人によっては留年してもう1年同じ学年なんて人もいるかも知れませんが4月になれば誰にでも新たな環境が訪れます。
新学期の始まりですね。
そんな新学期の始まりの一大イベントと言えばクラス替えではないでしょうか?
小学校の6年間、中学校の3年間、そして高校の3年間。
余程の過疎地等で、生徒数が極端に少ない学校でない場合は誰もが一度はクラス替えを経験するものです。
仲の良かったクラスメイトと離れ離れになったり、好きなあの人と同じクラスになったり毎回様々な小さなドラマが生まれるのがクラス替えです。
でも、クラス替えは誰がどのような基準で割り振りを行なっているのでしょうか?
なんとなく“担任となる先生たちが決めてるのかな”と思いつつもその決め方は生徒たちに明かされる事はありません。
そこでここではあまり知られていないクラス替えの決定方法とクラス替えの裏事情を詳しく調査した結果をまとめました。
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定期的にクラス替えを行う理由
一般的にクラス替えは小学校の時には年に2回。
中学校や高校では毎年行う学校と3年間の間に一回だけ行う学校があるようです。
クラス替えの良い点
学校では当然集団の中で生活をしていく事になります。
そうなれば残念ながらクラスメイトに馴染めなかったりする子供も出来てしまいます。
これは馴染めない子供本人に原因がある場合もありますが、クラスメイトによるイジメなど本人以外の要因による場合が多くあります。
そんなクラスメイトに馴染めなかったり子供にとってクラス替えはその子の環境を変え、新たなスタートを切るためにはとても有効なのです。
また、クラス替えする事で卒業するまでに様々な人達と知り合う機会を得る事が出来ます。
例えば小学校の6年間でクラス替えが一度も無かったら6年間でずっと同じクラスメイトと過ごし、他のクラスの子ども達と交流する機会を無くしてしまいますよね。
交流の幅を広げるという面でもクラス替えはとても有効であると言えます。
クラス替えの悪い点
新しい環境にチャレンジ出来、交流の幅が広がる一方で、クラス替えはせっかく仲良くなった友達と離れ離れにになってしまう可能性があります。
また、前記とは逆に新しい環境に馴染めず学校が嫌いになったりしてしまうケースもあります。
子供は大人では理解する事が出来ない悩みを抱えている事があります。
クラス替えの後に様子がおかしいようならもしかして新しいクラスに馴染めていないのかも知れません。
クラス替えの直後は特に気にかけてあげる事が重要です。
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クラス替えの決め方はバランス重視
クラス替えはまず、その学年を担当する先生達と旧担任の先生達の話し合いの場がもたれます。
やはりクラス替えを行うにはその生徒達をよく知る旧担任の先生達の意見が重要になります。
そしてその後、学年主任や教頭先生によって最終決定が下されます。
クラス替えの方針は学校によって多少の違いはありますが概ね以下のようになっています。
バランスを重視
クラス替えの決め方の基本はバランスを重視する事です。
このバランスには学力、体力、人間関係が含まれます。
学力は勉強の成績の事。
体力は体育の成績の事。
学力はクラス毎のテストの点数の平均値が大きく異ならないように。
体力は運動会や体育祭などの運動系イベントで実力に大きな差が出ないように。
この2つの振り分けは成績を見れば一目瞭然ですね。
でも気になるのが人間関係のバランスですね。
人間関係のバランスとは特に中の悪い子供同士だったり、または極端に仲が良すぎる場合もあります。
なぜ仲が良すぎるとダメなのかと疑問に思う方もいるかも知れませんがもちろんちゃんとした理由があります。
仲が良すぎるとどうしてもその仲の良い友達だけで連むようになってしまい、他の友達を作ろうとしなくなってしまいます。
そうなると社交性に欠け、幅の広い人付き合いが出来なくなってしまいます。
その為、仲が良すぎる場合も仲が悪い場合と同様に別々のクラスに振り分ける事が多いようです。
先生達は自分の好きな生徒を選んでいる?
表向きはバランスを重視し、学力、体力、人間関係などを考慮して行われているクラス替え。
他にも所属している部活やクラス内での恋愛関係なども考慮の対象になっているようです。
しかし、もう1つクラス替えの際に重要なファクターとなっている事があります。
それは先生達の好み。
先生が自分な好きな生徒を自分のクラスに選んだり、反対に嫌いな生徒を拒んで他の先生に押し付けるという事が行われているようです。
クラス替えの裏話
クラス替えの際は機械で行うわけでもなく、くじ引きで行うわけでもありません。
前記の通りこれから担任になる先生達と今までの担任だった先生達との話し合いの上で、学年主任の先生や教頭先生が最終決定を下します。
基本的には話し合いが割り振りのベースになっています。
つまり、そこには先生個人個人の感情が存在しています。
当然先生も人間ですので嫌いな生徒もいれば好きな生徒もいるものです。
となればその感情はどうしてもクラス分にも反映されてしまいます。
なぜだか在学中にずっと同じ担任の先生だった事ありませんか?
それはもしかしたらあなたがその先生に気に入られていたからなのかもしれません。
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