- 2016-8-28
- ビジネス

みなさん、「ご尽力」と「お力添え」を仕事で使用することはありますか?
思い返すとビジネスシーンでよく使っていることではないでしょうか。
どちらも使用方法は違うので気をつけたいところです。
各々の基本的な意味から理解してもらえるように、まずは意味の解説からお伝えしていきます。
その後、活用してもらうために、例文をあげておくのでチェックしていきましょう!
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「ご尽力」の意味
「ご尽力」とは助けるという意味があり、敬語に変えた言葉です。
よくビジネスシーンで耳にするのが「ご尽力いただき」という使い方です。
しかし、ちゃんと使い方を把握している人は少ないです。
ここからは「ご尽力」の正しい使い方を紹介していきます。
意味
尽力という言葉の意味は、字のままで「尽くす」という意味です。
これは漢字のままで解釈すれば問題ないですね。
「ご尽力」は敬語なのでビジネスにおいては、努力しますということばより、ふさわしい表現となります。
正しい用法
「ご尽力」の意味を理解したところで、使い方をみていきましょう。
言葉の意味を分かっていても、使用方法を間違えていたら駄目ですよね。
たまに「ご尽力を尽くす」という方がいます。
尽くすが2回くるのはおかしな表現なので気をつけましょう。
注意点
相手には「ご尽力」という使い方をします。
自分には「尽力」を使います。
意味は同じですが自分には「ご」をつけてはいけませんから注意しましょう。
使用例としてはこのよな表現があります。
- ご尽力いただきありがとうございます。
- 関係者のみなさまのご尽力に心から敬意を表します。
- ご尽力を賜り、感謝申し上げます。
自分で使用する場合もチェクしていきましょう。
- 誠心誠意尽力して参ります。
- 一同、尽力させていただく所存でございます。
このようにあらゆるビジネスシーンで使用するので、この文例を参考にしてください。
敬語の表現としては頻出なので、ぜひ覚えておきましょう。
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「お力添え」の意味
ここまで「ご尽力」の意味を紹介してきました。
いかがでしたでしょうか、しっかりと理解してもらえていると嬉しいです。
では、ここからは「お力添え」について学んでいきましょう。
「お力添え」とは「援助、協力」という意味があります。
目上の人に使用する場合は「お力添え」とし、後輩や部下には「力添え」というように使用します。
正しい用法
「お力添え」の意味を理解したところで、使用法をチェックしていきましょう。
「ご尽力」と同じように、あらゆるビジネスシーンで使用する言葉です。
しっかりと理解しておくと便利ですので、どのようなシーンで使用するか考えましょう。
お礼や依頼をする場合
お力添えは謙譲語となり、上司や目上の方にお願いする場合や、同僚の援助をお願いする場合の表現です。
お礼を伝える場合も、使用するのでチェックしていきましょう。
- これもひとえにみなさまのお力添えのお蔭でございます。
- 日頃よりお力添えいただきまして、心から感謝いたしております。
- 先日は大変なお力添えを賜りまして、誠にありがとうございました。
ここからはお願いをする場合の使用法です。
それでは見ていきましょう。
- 何卒お力添えいただきますよう、心よりお願いいたします。
- みなさまのお力添えをいただきながら、一層の努力を重ねて参ります。
- 今後ともより一層のお力添えを、何卒よろしくお願いいたします。
このように難しい使用法でもないですし、難しい表現でもありません。
覚えておけば、どんなビジネスシーンでも使用可能です。
できるビジネスマンは言葉遣いも気にかけています。
あなたも一流を目指すのであれば、このような細かいところから、身につけていくことをお勧めします。
どんどん活用してもらえれば幸いです。
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