- 2016-3-18
- 社会

今、巷で議論になっているライドシェア。
ある程度知っている人や何も知らないという人がいると思いますので記事にしてみました。
つい先日ドシャ振りの雨に見舞われた時の話しです。
その日は天気予報で雨になる予報もありませんでした。
朝は晴天に恵まれた天候でむしろ気持ち良いくらいの陽気。
それが、帰宅時間になる頃に急に大雨が降り出してきたのです。
雨は結構な勢いで降っておりましたが、天気予報でも晴れ間が続くとの予想だったので傘を持っている人は少なかったです。
わたしを含め車通勤の人は問題なく帰宅できましたが、駅まで徒歩や自転車で帰る方はコンビニへビニル傘を買いに行っていたのを覚えています。
このように急な雨に襲われコンビニへ駆け寄った経験のある方はいるのではないでしょうか。
他には同僚が乗り合いでタクシーに乗って駅まで帰る人もいました。
タクシーを呼んでいる時、ちょっと議論になっていのです。
「知り合いでタクシーの相乗りはできる」けど「見知らぬ人と相乗りはできる?」との話しからライドシェアの話しになっていました。
「ライドシェアって便利だけど色々な問題があるみたい」という声もありました。
ライドシェアの現状と問題について分からないことがあったので書いていきます。
経済や既得権益がどうのこうのと難しい話しはできませんので、初歩的な部分を知りたい方は是非読み進めてくださいね。
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ライドシェアは道路運送法で問題となる
ライドシェアとは自動車を相乗りするということになりますが、わたしたち個人が運転する車に数名乗って割り勘するのもこの言葉に当たります。
みなさんも友人と出かける時によくやりますよね?
ご存知かは分かりませんが、このライドシェアは海外で流行っている移動手段のひとつなのです。
同じ目的地へ行く人同士が交通費を負担し合う。
そして、お得に済ませる方法なのでかなり普及しているようです。
日本ではそれほど普及していませんが、タクシー会社と人をつなぐ配車サービスやタクシーを相乗りできる人を探すアプリがありますよね。
タクシーを配車して、相乗りで安価に乗ることができる。
本当に便利な世の中ですよね。
ただ、海外ではかなり普及しているのには一般ドライバーもタクシー市場に入っているということが大きな要因かもしれません。
ここが日本では問題になっているのです。
一般ドライバーは送迎で運賃をもらってはいけない
ここで海外と日本で大きく違うところを説明します。
アメリカでは一般人が運転する送迎サービスが存在しています。
わたしたちがドライバーとなり、人を目的地まで送迎して運賃をもらうことができるのです。
しかも、これが最も安いサービスとして提供されています。
スマホアプリを利用して、一般の人がタクシーと同様に送迎しにいくのです。
なんだか凄いですよね!
しかし、日本では「プロのドライバー」しか人を送迎して運賃を貰ってはならないと定められています。
わたしたちが運賃をもらって人を送迎すると今の日本では違法になります。
ただ、高速料金や駐車代などの実際にかかった費用は問題ないようです。
営業目的で運賃をもらうことができるのはタクシー会社だけ。
まあ、タクシー会社の人からすれば安い方にお客さんが流れていくのは困るでしょう。
ドライバーさんの収入も減っているので市場をとられると厳しい商売になるので難しいところです。
一般ドライバーになりたという方は送迎サービスを提供することでお小遣いとして収入を得ることができるのもいいと思うでしょう。
空いた時間やわたしのような通勤で車を使っている人でもできる点や、同じ目的地の方はたくさんいると思うので便利な手段だとは感じます。
お互いにとって良い関係が成立するのことになりますが、立場によって答えが変わってくる問題でしょう。
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シェアリングに価値がある
わたしの考えとしては「モノをシェアする」という点が非常に素敵だなと感じています。
現在の日本ではモノ溢れの時代に突入しており、生産過剰となっています。
このモノが溢れきった時代だからこそ「所有」というものから「共有」という方向に移り変わるのだと思います。
その転換期に生きているわたしたち。
モノが無い時代は人は所有するという所有欲で満たされていた部分があります。
これからは共有によって満たされるようになり、人との繋がりや心の繋がりに幸せを感じる。
共感や共創といった中に喜びや幸せを感じていくのではないでしょうか。
このライドシェアサービスの根幹部分として交通の便や少子高齢化、過疎地域の問題をクリアする為に考えられた内容でもあります。
政府も田舎のお年寄りに向けた交通手段として拡大していくと打ち出しています。
社会問題を解決する中で配車サービスで人との繋がりが生まれてくれば、素敵な世の中になるのだろうなと思います。
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