体内時計をリセットしないと長期記憶に影響も。時差ぼけ防止の新薬が登場!

体内時計をリセットしないと長期記憶にも影響

“体内時計がずれた”と言っている人を見た事ありませんか?

夜勤や時差のある国への渡航などで起こってしまう体内時計のずれ。

でもそもそも体内の時計がずれるとはどのような状態なのでしょうか?

人の体は1日周期でリズムを刻む体内時計と呼ばれるタイマーの様な機能が備わっています。

そのため、普通は夜になると眠くなり、朝になると目が覚めます。

しかし、体内時計がずれていると夜になっても眠くならない、又は朝起きるのがつらいといった状態になります。

そして、症状が悪化すると日中のに異常なほどの眠気に襲われるなどの症状が起こる様になってしまうのです。

ここでは体内時計のずれがもたらす体への影響や改善方法などについて詳しくご説明します。


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体内時計とは?リセットの基本は朝日を浴びる事

体内時計をリセットしないと長期記憶に影響が

ではまず始めに体内時計について詳しく説明していきます。

体内時計とはどんな時計?

体内時計をコントロールしている司令塔は脳中の視交叉上核(しこうざじょうかく)と呼ばれる部分に存在しています。

また、体内時計は各臓器にもそれぞれ存在しており、この司令塔から各臓器の体内時計へと指示が出されているのです。

体内時計とは人間や動物の体にもともと備わっている機能です。

人間は昼行性、動物は種類によっては夜行性とそれぞれ主な活動時間があります。

体内時計は1日周期でリズムを刻みます

そして、自らコントロールしなくても日中は体を活動モードにし、夜には休息モードに切り替えます。

詰まり、無意識に体を活発にしたり休ませたりといったオンとオフの切り替えを行うタイマーとスイッチなのです。

体内時計がちゃんと機能していれば人は夜になると自然に眠くなります。

そして、体内時計は朝日を浴びる事でリセットされてまた新たな1日のリズムを刻み始めるのです。

人によっては”自分は夜型人間だ”という人もいます。

しかし、人間はもともと24時間の感覚が体に身についています。

そのため、本来は体内時計が機能してして夜は眠り、朝は起きるようになっています。

それにも関わらず夜に眠くならないのは夜型人間ではなく、単に体内時計が狂ってしまっている状態なのです。

また、1日の中で体温や血圧が自然に変化したり、様々な種類のホルモンが分泌されるのも体内時計の機能の一つです。

体内時計誤作動の原因とは?

ではなぜ本来正しく動いているはずの体内時計がずれてしまうのでしょうか?

24時間型の社会

昔は24時間営業の店舗などはほとんど存在していませんでした。

更に昔は電気もない時代ですから、暗くなったら寝るのが当たり前の時代でもありました。

しかし、近年の日本は24時間開店している店舗も多く、24時間社会化が進んでいます。

そのため、大人だけではなく子供の夜更かしも多く見られ、社会全体が夜型化しつつあります。

体内時計は昔から人のDNAに刻まれた機能です。

そのため、夜型の生活に慣れる事は難しく、このような生活を続ける事で体内時計が乱れてしまうのです。

光環境の変化、過度な光の刺激

パソコンやスマートフォンなどの普及も体内時計がずれる事と関係していると言われています。

パソコンやスマートフォンの画面からは強い光が発せられています。

近頃は眠りに付く直前までスマートフォンを使用している人が多いようです。

本来、昼行性の人間や動物は夜になると眠りを促すメラトニンという成分を分泌します。

しかし、眠る直前まで強い光を浴びてしまうとメラトニンが上手く分泌されず、体内時計が乱れ始めます。

すると寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりします。

そして日中に激しい眠気に襲われるようにもなってしまうのです。


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体内時計の狂いが長期記憶に影響する!

体内時計をリセットしないと長期記憶にも影響する

前記の通り、人間や動物は体内時計によって体を管理しています。

その管理範囲は睡眠、体温、血圧やホルモン分泌などで、実に様々な部分で活躍しています。

そして長期記憶を司る海馬もまた体内時計と関係していることが大学研究チームのマウス実験によって明らかになったと発表されました。

実験の結果、体内時計が乱れても短期記憶に関しては殆ど影響は見られませんでした。

しかし、体内時計がずれてしまったマウスでは長期記憶の低下する事が明らかになったのです

時差ぼけでずれた体内時計は薬で修正

体内時計を修正しないと長期記憶にも影響する

普段から規則正しい生活をしていても時差のある海外へ行ってしまうと日本との時間差で体内時計がずれてしまいます。

特にヨーロッパやアメリカなどほぼ半日も時差があるような国では時差ぼけにならないことはほぼ不可能です。

では、そんな時差ぼけによる体内時計のずれはどのように修正すればよいのでしょうか?

実は時差ぼけに効果がある薬の開発が進んでいるのです

時差ぼけの原因は酵素

研究はUKのマンチェスター大学の研究室で行われました。

そして研究の結果、ある酵素が体内時計のずれに影響している事を突き止めました。

その酵素はカゼインキナーゼ1エプシロンと呼ばれるものです。

詰まり、この酵素の発生を抑えれば体内時計が修正出来ると言う事です。

しかし、この薬はまだ研究開発中であるため、入手することは出来ません。

この薬が市販されればせっかくの海外旅行なのに時差ぼけでつらくて動けない、なんて事が無くなる日が来るかも知れませんね。


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